
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b1f059eb79fe948b60380dfd7cdaffcff2714a7
俳優の藤原竜也さんが、昔から好きです。 魅力的な役者さんは他にもたくさんいますが、私には一時期、彼の出演作だけをひたすらディグって貪り狂う「ひとり藤原竜也祭」を定期開催する癖があります。
そしてなんと、実写版『カイジ』の続編の公開発表というビッグニュースが…!「前作でファイナルゲームって言ってたじゃん!」というお約束のツッコミはありつつも、何年経ってもあの鋭いビジュアルが一向に衰えない藤原竜也が、再び地下労働へと落とされるのかと思うと(今回の詳細なプロットはまだ未確認ですが)、胸のざわつきが止まりません。(ざわ…ざわ…)
この決定を受け、私の中で第何次かの「藤原竜也祭」の火蓋が切って落とされたのです。今回は開催記念として、「藤原竜也を浴びるならまずはこれ!」という超私的なおすすめ作品をご紹介します。
① 『DEATH NOTE デスノート』 / 『DEATH NOTE デスノート the Last name』

https://www.telasa.jp/videos/50767
- 公開日: 前編:2006年6月 / 後編:2006年11月
- 監督: 金子修介
- 出演: 藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、香椎由宇、中村獅童(声)
- あらすじ: 名前の書かれた人間を死に至らしめる「デスノート」を拾い、新世界の神「キラ」として犯罪者を粛清する天才大学生・夜神月(ライト)と、世界的な名探偵「L(エル)」による、命がけの究極の頭脳戦を描く。
銀幕の黎明期における藤原竜也といえば、『バトル・ロワイアル』か『デスノート』の二大巨塔だと勝手に思っているのですが、私は断然『デスノート』派です。この実写版は、あの時代の漫画実写化映画の中でも、今見返して飛び抜けてクオリティが高いと感じます。
もう本当に誰が何と言おうと、藤原竜也の夜神月を超える実写ライトは存在しませんと思うくらい素晴らしいんですよね。当時は原作のビジュアルとのギャップからファンによる批判もあったそうですが、いざ蓋を開ければその圧倒的な演技力という「実力の拳」でねじ伏せ、手のひら返しの大勝利を収めました。 私は原作もアニメも大好きなのですが、それを踏めてもこの映画は実に見事だと感じます。
(※ここから若干のネタバレになるかもしれないので注意です)
映画版は原作と違い、Lと月で綺麗に決着がつきます。そこが本当に……ありがとう。
「絶対にLとの対決で終わらせたかったはず」という、原作連載時の読者の無念を映画の枠組みの中で見事に払拭してくれた、物語としての完璧なまとまりがあります。ここに関しては、若干の私の考察あるので、真実は当人のみ知ることですが…
いちファンとしては、このベストな形を見せてくれた制作陣にはほんmoneyありがとうございます。
松山ケンイチさんのL、中村獅童さんのリューク、形成を整える戸田恵梨香さんの可愛すぎるミサミサと、周囲を固める布陣も完璧です。
② 『カイジ 人生逆転ゲーム』 / 『カイジ2 人生奪回ゲーム』

https://eiga.com/movie/54161/

https://x.gd/azH1i
- 公開日: 1:2009年10月 / 2:2011年11月
- 監督: 佐藤東弥
- 出演: 藤原竜也、天海祐希(1)、香川照之(1/2)、伊勢谷友介(2)、生瀬勝久(2)、吉高由里子(2)
- あらすじ: 定職にも就かず借金まみれのダメ人間・伊藤カイジが、命を賭けた究極のギャンブルゲームに巻き込まれ、負け組たちの希望を背負って一発逆転の大勝負に挑む。
すみません、やっぱり『カイジ』は絶対に外せません。冒頭で触れたので予想通りだとは思いますが、これを観ずして藤原竜也は語れません(観ればネットの数々の名言の元ネタも分かります)。
実写カイジは3作目までありますが、どう考えても1と2がダントツで面白いです。 昨今はデスゲーム系の作品が溢れていますが、私にはカイジのバランスが丁度いい…。カイジ自身はチート能力者でもIQの天才でもなく、ただの一般的な「クズの若者」。そんな彼が、極限状態でむき出しになる人間臭さと人柄で周りを巻き込み、泥臭く勝利を掴みに行くからこそ、刺激だけでなく”アツい感動”で目頭が熱くなるのです。舞台で培われた藤原竜也の熱量全開の芝居が、この作品のフィクションラインを完璧に成立させています。
ちなみに私は、人間ドラマの泣ける要素がより凝縮されていて、天海祐希さんの男前な格好良さも光る「1」が特に大好きです。
③ 『ST 赤と白の捜査ファイル』

https://www.ntv.co.jp/st/
- 公開日: 連続ドラマ:2014年7月期(日本テレビ系) / 映画:2015年1月
- 監督・演出: 佐藤東弥
- 出演: 藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝
- あらすじ: 多様な特殊能力を持つものの、全員が引きこもりや対人恐怖症などの欠陥を抱える警察内の特殊機関「ST」。そのリーダーである天才法医学者・赤城左門と、彼らに振り回される気弱なキャリア警部・百合根友久がコンビを組み、難事件を解決していく。
こちらは岡田将生さんとのW主演作。この凸凹コンビの掛け合いが本当に最高です。 藤原竜也さんという役者は、なぜこうも「癖が強くて偏屈で、最高にめんどくさい性格の男」がハマるのでしょうか。かつて20代前半で蜷川幸雄氏の『ハムレット』を演じ切ったあの圧倒的な経験が、彼のトリッキーな役柄の土台を作り上げたのでしょうか??
STはドラマシリーズも映画もテンポが良く、他のメンバー(窪田正孝さんや志田未来さんなど)もキャラが立ちまくっていて、どの角度からでもハマれるエンタメ作です。その中心でギャーギャーと反発し合う藤原竜也と岡田将生の掛け合いは必見。岡田さんのピュアな困り顔もハマり役すぎます。
④ 『パレード』

https://eiga.com/movie/54649/
- 公開日: 2010年2月
- 監督: 行定勲(原作:吉田修一『パレード』)
- 出演: 藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介
- あらすじ: 都内の2LDKマンションで共同生活を送る、年齢も職業もバラバラな4人の若者たち。彼らは互いに干渉せず、絶妙なバランスで「お気楽な日常」を装っていたが、ある日、謎の少年が現れたことで、彼らの歪んだ内面と日常の裏に隠された不穏な闇が暴かれていく。
最後にご紹介する作品なのですが……あの、すいません!観たのが結構前すぎて、あらすじを見返して「あぁ、そんな感じだったっけ」となるレベルでディテールを忘れてしまっています。 それなのに何故このリストにねじ込んだのかといえば、「とにかくめちゃくちゃ面白かった……!」という強烈な読後感の記憶が、私の脳にしっかりと刻まれているからです。
当時、完全に「藤原竜也が出ているから」という理由だけで、レビューも何も見ずに前情報ゼロで観た記憶があります。そこから味わった「うわ、とんでもないものを観てしまった、面白い!」というあの衝撃的な体験を、ぜひ皆さんにも味わってほしいのです。これを書きながら、私自身も新鮮な気持ちで改めて見返そうと決意しています。
おわりに
本当なら、彼の真骨頂である蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』も紹介したかったのですが、映像媒体で滅多に見られないのが惜しいところです。もしどこかで観る機会があれば絶対に逃さないでください。
舞台俳優としての藤原竜也も追っている身としては、彼がいつか年齢を重ねて『リア王』のリア王役を演じる日が来るのかな……なんて想像すると、今から感慨深い気持ちになります。その時は何が何でも劇場に駆けつけるつもりです。
ちなみに、こういった「特定の俳優縛りの狂気的な映画祭」は、私の中で他の役者さんバージョンもいくつかあるので、これからちょこちょこご紹介していくかもしれません、、、。まずは今夜、ビールとキンキンに冷えたポテトを用意して、カイジの世界へ「圧倒的感謝」しながら飛び込んでみてください!

