真夏の気だるさすら情緒に変える、極上のサマーソング3選

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コネストより引用:https://www.konest.com/contents/study_korean_detail.html?id=29296

暑いです。いや、暑すぎます。 6月までは平成の夏を思わせるような、ほど良い順調な夏だったはずなのに。7月に入ってからというもの、一体何が起きたのでしょうか。

日本列島が丸ごと熱波に襲われているかのようで、朝でも昼でも、なんなら夜中であっても、全方位から熱気が攻撃を仕掛けてきます。みなさん、本当に体調管理にはお気をつけくださいね。

さて、そんな例年以上に私たちの体力を容赦なく奪っていく夏なのですが、個人的にはこんな季節だからこそ、聴きたくなる音楽があります。 「夏だぜ! 海だぜ! 祭りだぜ!」と大騒ぎするような、太陽を全身で謳歌するお祭りソングよりも、むしろ真夏の鬱陶しさや気だるささえも、ひとつの美しい「情緒」に変換して、涼しく楽しませてくれるようなサマーソングに心惹かれるのです。

今回は、このだるい暑さだからこそ心にじんわりと沁みる、おすすめのイージーリスニング系統のサマーソングをご紹介します。

① 星野源「Melody」

まず1曲目に紹介するのは、星野源さんがリリースした待望の6thアルバム『Gen』に収録されている「Melody」です。

この曲は、どこか懐かしいソウルやファンクの匂いをまといつつ、現代的なベッドルーム・ポップの軽やかさで聴かせる極上のミディアム・ナンバー。 夏だからこその、眩しくてキラキラ輝くような日々の裏側に、ひっそりと、でも確実に存在する「もうひとつの夏の世界観」を、サラリと音楽に落とし込んだような楽曲です。

淡々と心地よいビートを刻むサウンドもさることながら、やはり星野源さんといえば「歌詞」の凄み。

この曲が収録されているアルバム『Gen』の制作について、彼が自身のラジオ番組(オールナイトニッポン)で「歌詞の構築の仕方や、言葉の選び方を根本から見直した」と語っていたのをよく覚えています。

確かに、これまでの彼の楽曲と比較しても、言葉の洗練度や「尖り」が素人の私にもわかるほど格段にアップしていて、まさに詩を豊かに楽しむための贅沢な言葉たちが並んでいます。徹底的に考えて、無駄を削ぎ落として、絞り出した一滴のような凄みを感じるのです。

この曲の中の「夏を裏返す」という一節を聴くだけで、「あ、表側でキラキラとはしゃいでいる人たちとは、また違う視点なんだな」ということが一瞬で伝わってきます。ほかにも語りたいポイントは山ほどありますが、星野源さんだけで1記事終わってしまいそうなので、このへんで。

② ZICO「Summer Hate (Feat. RAIN)」

気だるい夏がやってきたら、毎年必ず聴きたくなる、私の中の夏嫌いソングナンバーワン。 2曲目は、韓国のラッパーであり、稀代のヒットメーカーとしても活躍するZICOが2020年にリリースしたEP『RANDOM BOX』のタイトル曲「Summer Hate (Feat. RAIN)」です。

レトロでキャッチーなブラスの音色と、中毒性の高いコミカルなダンスビート。そこに、レジェンドであるRAINの抜群に甘いボーカルが絡む、お洒落で最高にポップな楽曲です。

韓国語の歌詞ではありますが、その内容はまさに「暑すぎる夏の日の日常情景」をコミカルかつリアルに描き出しています。タイトルが「Summer Hate(夏なんて大嫌い)」ですからね。

エアコンの効かない部屋のうだるような暑さ、べたつく不快感、外に出た瞬間に溶けそうになるあの感覚……鬱陶しい夏にウンザリしている人なら、120%共感できるはずです。 「太陽に向かって中指を立てて、俺は一生涼しい部屋から出ないで過ごしてやるぜ!」というような、夏嫌いのためのちょっぴりへそ曲がりなアンセム。これを聴いていると、逆に自分のなかの「夏のだるさ」が肯定された気がして、最高に気分が良くなります。

③ V「Rainy Days」

最後に紹介するのは、BTSのメンバー・V(テテ)が2023年にリリースした初のソロアルバム『Layover』のオープニングを飾る「Rainy Days」です。

NewJeansの総括プロデューサーとして知られるミン・ヒジンが手がけたこのアルバム。本楽曲は、Lo-Fi(ローファイ)でヴィンテージなR&Bサウンドをベースに、日常の環境音や打ち込みの心地よいビートが融合したオルタナティブ・ポップです。

曲の冒頭、スマートフォンでメッセージをやり取りするような、ポツポツとした電子音や生活音が響きます。この曲が流れ出すだけで、外がモワッとした真夏の気だるい雨であろうと、そのどんよりした時間さえも「大切な自分だけの時間」として愛おしめるような、不思議な静寂が部屋に訪れます。

Vの特徴である、少しこもった優しく低いハスキーボイスと、肩の力を絶妙に抜いた気怠げな歌い方が、この音楽に果てしない奥行きを与えていて、ベッドの上でただただ天井を眺めて聴くのにもぴったりです。

おわりに

音楽の本当に素晴らしいところって、自分の中にある「だるさ」や「ちょっと暗い気持ち」「鬱っぽさ」といった、そのままストレートに言葉にしたら重たくなってしまう感情を、明るく軽やかに、そして人の心にスッとまろやかに溶け込む形に変換して届けてくれる部分だと思うんですよね。

ギラギラの太陽に無理やりテンションを合わせる必要なんてありません。 暑くてだるい日は、そのだるさをそのまま音楽の毛布で包み込んで、部屋の温度をちょっとだけ下げて、お気に入りの冷たい飲み物を傍らに。

今回紹介したサマーソングたちが、皆さんの夏のだるい午後を、少しだけエモくて心地よい「お気に入りの時間」に変えてくれますように。体調にはくれぐれも気をつけて、美味しい夏を過ごしましょうね。

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この記事を書いた人

メイクやファッション、スタイリング関連ことが得意です!
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